【不登校(登校拒否)の4つの時期:③混乱期】 ”不登校や登校拒否の状態が長期化している方へ” ご家族や家庭教師など周囲の方々の対応が大切です。
不登校や登校拒否になってしまった進行期と呼ばれる時期について対処の仕方などを前回は書かせていただきました。その後、多くのご家庭からご相談や共感、お礼のお電話をいただきました。反響の大きさにいささか驚いています。不登校の進行期にあるお子様が多いのも理由として上げられるかと思います。今回は、進行期から③混乱期と呼ばれる時期に進んだ場合です。混乱期は気持ちがふさがってしまい、落ち込んだ状態が続いている時期です。なかなか変化が見られず時間が過ぎていくばかりです。親御さんも非常に忍耐が必要な時期とも言えます。この時期の対処方法として大切なのが、不登校のことは話さずに親御さんやご家族、周囲の方々が元気に明るく生活している様子をお子様に見せてあげることです。これが良い刺激になります。この時期、お子様自身も「このまま学校に行かないで大丈夫だろうか?」と不安に思っていたりしています。ご家族が元気に生活していると「なぜだろう?」と本人が思い始めます。ご家族の方に何故元気なのか?聞いてくる時がやってくるものです。その時に、家庭教師や学校のカウンセラーなどのお話をしながら、お子様とお話や勉強ができる機会へ進んでいけるよう努力します。親御さんやご家族にとって不登校や登校拒否の対処で忍耐が非常に必要な時期というのはこのことです。この時期は、お子様が立ち直っていくエネルギーを蓄えだせる機会を作る時なのです。家庭教師の熱血先生で指導を始めて、ようやくご家族以外の方と話せるようになり、不登校や登校拒否を克服した実績は多数あります。この時ほど、人と人の繋がりの大切さを改めて感じる時はありません。さて、次回は、心の不安定さが良くなってきて回復していく時期について書かせていただきたいと思います。